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老人ホームのサービス

高齢者の福祉が「どこで」について、「老人ホーム、介護施設とは」の中で書いたのでこの項では、
そこでは<font color="red">どんなサービスが</font>受けられるのか?について書きます。

当然の事ですが、どんなサービスが受けられるのかについては、場所によってことなります。
それぞれの場所は、目的や趣旨が違うのですからサービスの内容も違ってきます。
ですから「老人ホーム、介護施設とは」と並行して読んでいただく事をお勧めします。
又、重複する部分がある事を御了解下さい。

介護老人保健施設(老健)と特別養護老人ホーム(特養)で受けられるサービスについて
 老健と特別養護老人ホーム(特養)は、極めて似通ったサービスが提供されています。
 両者の相違を書く事は頭の中で違いを整理するには有効ですが、ひょっとすると同じ老健や特養でも、 サービスの提供に関わる人達や建てられた年代や地域での位置づけで随分変わっているのではないかと 思われますし、寧ろそういうものだろうと思います。

ですからもしこの記事を参考にして、「棲みか」選びの参考にと思われる方は、百聞は一見に如かずで自分の目でご覧になる事を強く勧めます。

両者の違いは法律的な位置づけの違いにあります。
老健・・・病院と自宅の「つなぎ」に位置し、病院での急性期治療を終え、安定期に入った高齢者に、医師の指導の下リハビリテーションを主としたサービスを提供する場。

 特養・・・様々な事情で自宅では介護が困難な人を住まわせ、必要な介護を提供する場。従って介護を受けながら介護を提供することを主とする。


 
提供されるサービスは
  • 入所サービス
    • 老健・・・場所によって異なるが一定の期限(3ヶ月程度)がある
    • 特養・・・期限はない
  • ショートステイ(短期入所)サービス
    • 老健・・・短期入所療養介護
    • 特養・・・短期入所生活介護
  • 通所サービス
    • 老健・・・通所リハビリテーション
    • 特養・・・通所介護
    それぞれの身体の状況や利用の内容にもよりますが、食事や入浴、機能回復のためのリハビリテーションやゲームや娯楽が準備されています。

    その他ホームでのサービスについて
    • 住居のみ提供・・・軽費老人ホームB型や高齢者住宅
    •  住居と食事を提供・・・有料老人ホームの健康型や軽費老人ホームA型
    •  住居と食事、介護を提供・・・老健、特養、介護つき有料老人ホーム
    •  住居と食事、介護は外部から提供・・・ケアハウスや住宅型有料老人ホーム

    サービスの内容を詳細に見ると

    最大のサービスはバリアフリー住居

     ホームで受けられるサービスに食事や機能回復サービスやレクレーションなどがあげられるが、 私は最大のサービスはバリアフリー住居だと思っています。 下の表を見て下さい。これは厚生労働省が発表している平成11年の「人口動態統計」に基づくものです。 数字は要介護者に限定したものではありません、健康な高齢者も含んでいます。
    死因全年齢65歳以上65歳以上の割合
    家庭内事故死総数11202人8268人73.8%
    同一平面上での転倒94179284.2
    階段からの転落45429063.9
    建物からの墜落38515139.2
    溺死3205269984.2
    要介護者に限らず、高齢者にとってバリアフリーというのはこんなに重要なのです。
     若い時には気にも留めなかった段差が、浴槽の跨ぎが、バリアになるのです。
    老人ホームの認可基準は多岐に渡りますが、段差をなくす、手すりを設置する、引き戸にするなど バリアフリー対応は、普通の住居とは格段に違っています。



    食事の提供
    栄養士さんによるバランスのとれた、カロリー計算された食事が提供されるだけでなく、
    入居者の体調に配慮した食事が提供されます。
    例えば、塩分を控えた食事、糖尿食、脂質を抑えた食事、など特別食があります。
    食事だけの管理のために短期入所される方もおられるくらいです


     体調管理
    入浴前や定時のバイタルチェック、体重チェックをし、それを記録し残すことで、その人の体調激変の予兆を掴むことが出来ます。
    居室やトイレには、ナースコーールが備えられています。
    相談室も設けられています。医師への連絡も整えられています

    理学療法・作業療法・言語聴覚士等による機能回復訓練

    •  理学療法士は運動療法やストレッチ、ROMなどの物理的療法で筋肉の拘縮や委縮をカバーし、医師の指示に基づく適切で 効率的な機能回復を目指します。
    • 作業療法士は、道具や作業を通じ、手指をはじめとする機能回復を医師の指示の下行います。
    • 言語聴覚士は、失語や構音障害によるコミュニケーションに支障を持つ人に、科学的なアプローチに基ずくリハビリテーションをこれもまた、医師の指示の下行います。
    そしていずれの場合も 克明な記録と経過が医師に報告されます。

    レクレーション

     様々なレクレーションやゲームが準備されています。
    入居者がグループ分けされサークル活動や発表会をしているところもあります。
    近隣の保育園や小学校と交流しているところもあります。